食事中に胃痛を訴えている老人

人間の胃の中は、食べたものを消化したり口から侵入してきたウイルスや細菌を殺菌するために強酸性の胃液が分泌されています。
本来、胃液の量は食べ物の消化のために必要な量がきちんとコントロールされており、胃の壁も胃酸によって溶けることがないように粘膜で守られています。
しかしストレスなどが原因となって胃酸の分泌量のコントロールが崩れて過剰に分泌されるようになってしまうと胃の粘膜が損傷して胃の壁に潰瘍ができ、嘔吐、吐血や下血などの症状が生じてしまいます。
症状が悪化すると胃に穴が開いて胃の内容物が腹膜に入り込んで炎症を起こし、腹膜炎を起こしてしまうことがあります。
これが胃潰瘍です。

胃潰瘍の原因となっているのは胃酸の分泌過多のため、胃酸の分泌を抑える薬が処方されます。
それがネキシウムです。
ネキシウムは胃酸の分泌を行うプロトンポンプの働きを抑制する「プロトンポンプ阻害薬」と呼ばれており、直接プロトンポンプに作用して胃酸の分泌を抑える働きがあります。
1日1回の服用で胃の中のPH値を24時間コントロールすることができ、即効性があり、薬の効果に安定性があるので誰にでも効果がある薬です。
それでありながら副作用がほとんど起こらないと言われているため、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の際の第一選択薬となっています。

胃潰瘍の治療の際にはネキシウムで胃酸の分泌を抑制している間に胃の粘膜保護剤などを一緒に服用することで、胃の粘膜を治療するという方法になります。
ネキシウムは効果が高い薬のため、胃潰瘍の場合には処方される期間が6週間と決まっていますが、胃潰瘍の維持療法として胃酸の分泌量をコントロールするためにネキシウムの少量での投与を長期的に処方されることもあります。

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